2016.12.06 Tuesday
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道場バンザイ道場で実践される剣の道の本筋と、近くもあり遠くもある話を、師範・剣士 黒澤雄太が少しばかりくだけた調子で綴るエッセイのほか、道場からのお知らせなどを掲載します。
師範の大伯父である作曲家・須賀田礒太郎の作品を集めたCD。小松一彦指揮、
神奈川フィルハーモニー管弦楽団演奏。音楽評論家・片山杜秀さんによる渾身の
解説つき。
須賀田礒太郎についての細かいことはbutokuin.comにて。 ・ タワーレコード ・ HMVジャパン株式会社 「宿無し興道」といわれた昭和の名僧が語りおろした戦前からのベストセラー。 この本に出会って生きる力のわいた人は数知れず、その力は今もって衰えるどこ ろか、 こういう時代だからこそもう一度この本を読むべき。
インドに一億人以上いる仏教徒の指導者は佐々井秀嶺師という日本人僧侶だと いうことを皆さんはご存知ですか? この本はその佐々井師の破天荒な人生を描いた大著。
岡本太郎は情熱的で、わがままで、自分の意見をはっきり持って曲げずにいな がら、人に好かれる男。 そんな男の内面からわき上がる命のエネルギーを言葉にした本。 絵や他の作品も素晴らしいけど、これを読むと太郎の見方がより多面体になる。
世に伝書のたぐいはいろいろあれど、この一冊にそのエッセンスを凝縮した良書。 抜粋なので、これを手始めに興味がわけば本編も読んでみればよし、 そうでなくても味読すれば得るところ多し。
「岸和田少年愚連隊」の中場利一氏によるエッセイ集。 遊んで暮らすっていうのもかなりの体力と精神力が必要だ。 だったら普通に働いた方が安穏だよ凡人は、と笑いながら思う。
人生に必要なのは勇気とわがままと忍耐だとヘッセはいう。 服従を強いられるこの社会の中で、世の法律などに服従するのではなく、 我が心のままに従えと説くわがまま礼賛の書。
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2016.03.10 Thursday
刀で心を磨く
人間が人間として正しく、そして楽しく生きていくためには、心を磨くことが大切です。
生まれた時はまっさらで、白く輝くほどだった心も、
年齢を重ねるにつれ輝きがぼやけきて、くすみが目立ち、
酷くなると錆がはじまってきます。
残念なのは、自分の心の状態が自分では見えない人の多いこと。
他人のアラはすぐに目につくのに、いざ自分のこととなると分からなくなるのが人間の性ですから。
では、どうすればいいか。
それは、自分を深く見つめる、内省の時間を定期的に持つことです。
すると次第に自分を客観的に見つめられるようになります。
坐禅や瞑想、ヨガなどもそういう時間なのでしょう。
それらと同じことを、道場では「刀」をもっておこないます。
刀は武士の魂で、いにしえの武士たちは
刀を己の魂を磨く道具ととらえ、
冴えた鋼の肌に己の心を映し、深く自分を見つめていました。
内省の時間は心にゆとりをあたえます。
それが心の栄養となります。
疲れきってしまい、心が悲鳴をあげないように、
いつも心に栄養を補給してあげてください。
時間の流れが早く、そして一日の活動時間の長い現代において、
心の栄養補給は、ますます必要なのではないでしょうか。
| 道場に通いたいと思っている人へ | 12:00 | - | - |
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